あけましておめでとうございます。
新年一発目は正月を利用して、前から乗りたかった飯田線の全線乗車を果たしてきたのでお付き合いください。
1.飯田線って?
飯田線はJR東海の電車で、長野県の辰野駅という所から新幹線も止まる愛知県の豊橋駅までを縦に結ぶ、全長195.7キロの路線です。一部は4駅手前の上諏訪駅からも始発があり、そうすると全長は213.7キロ。所要時間は6時間54分もかかり、終点までに着く時間としては日本最長を誇っています。
※流石に日本最長。駅数の数も半端じゃありません!
2.飯田線の魅力
なんと言ってもその長さです。上諏訪〜豊橋間 全長213.7キロ。所要時間約7時間。電車好きな人間としては一度は乗りたくなるものです。
同区間をYahoo路線で検索するとあまりの長さに中央線の利用をオススメされます(笑)
今回はお正月期間ということもあり、青春18きっぷで行かせていただきました。
※出発点の上諏訪駅。諏訪湖の近くにあり、中央線の特急電車も止まる観光駅。駅構内には足湯もあり、普通にオススメ
※今回もお世話になった鉄道旅行の味方。青春18きっぷ。
3.乗り心地
飯田線はJR東海の電車なので、東海地方にお住まいの方なら親の顔と同じくらい見たレベルのオレンジ色のあの列車が走っています。
席は縦向きのクロスシートという奴で一部はボックス席になっており、各駅に停まる普通電車ながら旅行気分は満点。トイレもついており、しかも洋式で清掃が行き届いてめっちゃ綺麗でした。安心安心。
飯田線は交通系ICカードが使えないうえに、9割以上の駅が無人駅ですから、車掌さんが駅に停まる度に乗る人が居ないか、ホームをダッシュ。車内でも乗ってきたお客さんに対して、検札の為に歩き回り大変忙しそうでした。
※奥にあるのがトイレです。車掌さんはトイレもしっかり不正乗車が隠れてないかチェックします。僕が乗った列車ではトイレの中の備品が壊れてたらしく、応急処置で直していました。いつもご苦労様です。
4.車内での過ごし方
何せ7時間の長丁場です。景色を楽しんだり、他のことをして有意義な時間を過ごしましょう。
僕は車内でこの記事の下書きを書いてたので、かなり暇が潰れましたが、後半は寝たり景色見たりの繰り返し。今の世の中スマホがあるわけですからネトフリ見たり、本読んだり、ゲームしたり色々とできますからね。各々の旅を楽しましょう。
お昼を過ぎる為、乗ってればお腹も空いてくる。駅で降りてどこか美味しいお店で食べても良いのですが、次の電車が来るまでにとんでもなく待たされてしまう為、全線乗車をキメるなら降りずに車内で食べるのがベターかと。僕と恐らく同じであろう目的の人もちらほらいて、持参した駅弁やパンを食べてました。
5.移り変わる車窓
こんなにも長く乗ってると景色にも飽きないものです。横浜に住んでいる僕としては、横浜には無い雄大な山や畑を見てるだけで大満足。
あと意外だったのが、トンネル以外はどこに居ても圏外にならなかったこと。ドコモの通信範囲にひれ伏せざるを得ない……!
※長野県でも南側は雪があまり積もらないようです。遠くに見える南駒ケ岳や空木岳には雪が積もっていて、このギャップが面白い!(伊那福岡〜七久保間)
※ローカルなわりに周りには結構住宅が多い。(伊那上郷〜桜町間)
※天竜峡駅を過ぎると天竜川に沿って進み、ひたすらトンネルが多くなります。エメラルドグリーンの川の色がとても綺麗。(唐笠駅停車中に撮影)
※豊橋から3駅前の豊川駅。ここから線路が単線じゃなくなり、車内もガラガラだったのが急に満員電車になってビックリしました。景色も田舎というよりは郊外の風景になります。
6.最後に
飯田線いかがでしたでしょうか?
乗れば必ず話のネタにもなりますし、良い経験がつくと思います。ただずっと同じ席に座ってると、お尻や腰を痛める危険性がありますので、時折、立ち上がったり身体を伸ばしたりしましょう。痔になったら名誉の負傷だとお思いください。
※ゴールの豊橋駅。着いた時の達成感は何ともいえないものです。