10年振り位に食べた東京チカラめしの味

2023年11月4日に関東地方最後の『東京チカラめし 新鎌ケ谷店』が閉店しました。(※東京都内最後のチカラめしは2022年に閉店しています)

残るのは大阪の日本橋店のみ。東京チカラめしは『大阪チカラめし』となってしまったわけです。

 

10年前は割とその辺にあったチカラめし。全盛期は130店舗位あったそうな。

僕がお店で初めて食べたときも、その位前でした。チカラめしといえば焼き牛丼で、普通の牛丼しか知らない僕は目新しさから入店。並盛は一杯290円とかだったと思う。

2回位食べてそのまま記憶から離れていきましたが、先日に閉店のニュースを聞いた時には『コレが実質上の最後のチカラめし。どうせなら久しぶりに食べようか』と即決断したわけです。

大阪までチカラめし目当てでの旅行は流石にできないので……。

 

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という訳で、新鎌ヶ谷駅に来ました。新鎌ヶ谷東武線、北総線新京成線が交差するターミナル駅。今回は船橋から東武線経由で。

まだ都心からそこまで離れてないのに空気がとにかく美味しかった。神奈川県とはえらい違い。横浜の空気はお世辞にも美味しいとは言えませんから。


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目当てのチカラめしは北総線の駅の敷地にあり、見つけるまでにちょっと迷ってしまいました。北総線で行っていれば一瞬だったのですが、調査不足でしたね。

店の自動ドアには閉店を告げる張り紙がありました。また僕が行った時は、店の外にまで行列ができていました。ちょうどお昼時の時間であったのもありましたが、皆閉店のニュースを聞きつけて駆けつけたのでしょう。日本人のサガですな。(※写真は退店後のもの。あまりの人の多さに写真が撮りづらかったのです)


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食券を買って列に並んで、結構待たされるのかなと思ったのですが、すぐに中に入ることが出来ました。

というのもびっくりしたことがあって、そこまで広くないキッチンになんと7人も店員さんが居て皆で協力して作っているのですよ。向こう側も万全の対策を講じてた訳です。

そして座った途端に着丼。頼んだのは元祖焼き牛丼とサラダと生卵のセット。牛丼は温玉より生卵の派。ドレッシング使い切りのごまドレッシングでした。昔は松屋みたいにサラダ用のボトル型容器に入ってたのを思い出します。

 

さてお味は……「安心したお味。まぁ、こんなもんか」という感じです。ただのチェーン店ですからね、期待してはいけません。ともあれ最後のチカラめしを食べるということができて僕の心は満足したのでした。