タイトル通り、エレンについて語ります。
一つの記事だとちょっと長くなりそうなので、前後編で分けることにしました。
前編では『東方夢時空』のエレンについてお話しします。
1.エレンの簡単なプロフィール
名前:︎︎エレン
二つ名:はたらきもので恋を夢見る魔女
テーマ曲:Tabula rasa 〜 空白少女
登場作品:東方夢時空~ Phantasmagoria of Dim.Dream
どっちかというと、マイナーな方のエレン(多分)
いわゆる旧作の時のキャラクターなので、ある程度、東方に詳しい方なら書かずとも知っているかとは思いますが、まぁ一応ね(--;)
エレンは1997年C53で頒布された『東方夢時空』にプレイアブルキャラとして登場しました。
金髪に大きな赤いリボンが特徴の魔法使いの少女。肩に乗ってる猫の名前はソクラテスと言います。
また、魔法を使う人(物)が近く居ると、静電気で髪の毛がパチパチするという設定があります。
ちなみに旧作”いう言葉ですが、夢時空を含む、東方Projectシリーズの1〜5作目までは現状入手が非常に困難!(夢時空は3作目)
ただいま駿河屋で1〜5作目がセットになったCDが300万円と大変お買い得ですので、お財布に余裕のある方はご検討されてみてはいかがでしょうか?
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2.エレンのグレー(?)なキャラ設定
自分は夢時空を持ってないので、wikiからの引用になってしまうのですが、夢時空のテキストファイルにエレンはこう書かれています。
はたらきもので恋を夢見る魔女 ・・・ エレン
~エレンは成長しない魔法使いです。 で、長生きしているかわりにものおぼえはよくありません。
ぽろぽろぽろぽろ次から次にと忘れていってしまいます。
そんなわけで、いつまでたっても子供のままです。
(は○らき○の より っておぃ)
そんなわけで、エレンはこれでも立派な魔女。それはもう、本当に長い間、生き続けています。
今日も、魔法でふわふわがパチパチ。
“は○らき○の”と伏せ字になってますよね。これは一体何ぞやと言うと、、、エレンには他の東方キャラにはない特徴があるのです。
それは他作品からまるまる名前と設定をそのまんま拝借しちゃっているというもの。更に言うと、「エレンは成長しない……子供のままです」という文章もコミックスからまるまる引用されたもの。
グラフィックこそZUN氏によって描かれてはいますが、流石にこれで違うキャラですという訳にはいかないでしょう。
現に2021年3月に刊行された東方外來韋編 2021 Spring!号では「25年間に発表された東方キャラクター」と題して、歴代のキャラ達の立ち絵が乗っているのですが、エレンの所はNo Imageとなっていました。
夢時空が出た当時は、まだ東方Projectというコンテンツ自体が小さかったので、ノーダメージでしたが、まぁリメイクとかされる可能性は絶望的ですよねえ……。
※こちらが元ネタのエレン 竹本泉氏の作品『はたらきもの』に登場するキャラクター。ソクラテスも一緒。
※明らかに権利者がいる二次創作キャラクター……。この他にも夢時空にはミミちゃんというICBMのキャラクターが居るのですが、こちらは永野のりこ氏の作品『みすて♡ないでデイジー』にそのまま登場している為、同じくNo Imageとなっています。
3.夢時空のエレンとはたらきもののエレンの相違点
前述の通り、エレンははたらきものからそのまま設定を拝借しているのですが、元のエレンと比較すると、ちょこちょこと微妙に違う部分があります。
どうやら、はたらきもののエレンがそのまま東方の世界に遊びに来て、靈夢達と戦っているという訳ではないみたいですね。
wikiの夢時空のおまけテキストにこんな文章がありました。また引用ですが、載せておきます。
エレン ・・・ もちろん、エレン・ふわふわ頭・オーレウスです。
設定もそのまま~(^^;絵がちょっと違うかも(^^;;;
->「ふわふわエレン シリーズ」より
ソクラテス ・・ エレンの猫の名前。ここで、あれっ、と思った人は
鋭い。実は、エレンの着ている服と猫の時代が違います。
その服だったら、アルキメデスですよね。
でもソクラテスの方が目付きがアレで好きです。
->「恋するふわふわ娘」より
書いてあるとおりですが、列挙していきます。
まずは名前。エレンの本名はエレン・ふわふわ頭・オーレウスなのですが、夢時空のエレンの名前はエレンのみになっています。
次に、エレンの服装と飼い猫が噛み合ってないこと。ソクラテスではなく、実際はアルキメデスのほうが正しい。この他にもエレンには3匹の飼い猫がいるのですが、そのことについては後編で詳しくお話します。
おまけテキストに載ってること以外では、、、
瞳の色(原作だと緑色なのに金色になっている)
静電気の設定(原作だと自分が魔法を使ったときにも静電気が発生する)
静電気の効果音(対魔理沙での勝利台詞にピシピシッと表記されているが、原作にそのような効果音はなく、バチバチ、パチパチ等が使われている)
瞳の色に関しては、ゲージカットインだとちょっと分かりにくいので、夢時空のエンディング画面を見てみてください。
※エレンのゲージカットイン。流石にバトル中にソクラテスは連れてこれなかったか。ダブルピースは魔法を使うときのポーズです。明言されてないだけで、実際には髪をパチパチにしながら戦っているのかも?
4.さいごに
以上『東方夢時空』のエレンについての記事でした。ゲームである以上、キャラ性能とかについても書きたかったのですが、旧作はやったことないので流石に書けませんでした。
後編では原作である『はたらきもの』のエレンについての記事になります。
5.参考にしたサイト及び文献
- 竹本泉.はたらきもの.(1995).宙出版.29,97,102ページ
- 東方外來韋編Strange Creators of Outer World.2021 Spring!.(2021).KADOKAWA.9,10ページ
- エレン(東方project) - アニヲタWiki(仮) - atwiki(アットウィキ)